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HOT DRIVE

スキー&スノーボード2004-2005

バッチテスト総評

先日、今シーズン2回目のバッジテストが行われました。ジャッジをしていて気になった点を述べさせていただきます。
今回は前日に降り積もった雪のため、バーン状態が少し荒れている状況でした。設定がナチュラルバーンですので多少のコース整備の中で行いましたが、やはり荒れている状況に外脚が雪に取られる方、スキーが浮いてしまう方が多く見られました。
近年きれいに圧雪されたバーンが多くなり、カービングターンがしやすい状況になっていますが、いろいろなバーンを滑れてこそ上級者だと思います。荒れたバーンや新雪など様々なシチュエーションを滑ることも大事なことだと思います。ぜひ練習してみましょう。
なお、次回のバッジテスト(2月27日)の前日26日に、特別レッスンを行う予定です。今回は『コブレッスン』としまして、不整地小回りのレッスンを行います。レベルはSAJ2級程度方なら誰でも受講できます。是非受講していただきたいと思います。

吉村 典行
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# by mia-academy | 2011-02-16 17:52 | ski

プルークボーゲンから、洗練されたターンをしたい方へ

シュテムターンとは、ターンが始まる前にターンの外側のスキーを踏み出しプルークの姿勢をします。
続いてそのスキーに体重を移すことで荷重移動しターンが開始したら、なるべく速やかにターン内側のスキーを引き寄せて外側のスキーに揃えて板を平行にするターンです。

この日、受講されたお客さんは「ターンをしてたくさん滑りたい」というプルークボーゲンができ向上心のある子供たちです。

まずは、プルークボーゲンを洗練するために、ターン時に外側のスキーの板に体重をのせ加重をしてターン弧を深くするように曲がる練習をしました。何度か同様の練習を行っているうちに、子供たちは外側のスキーに体重がのりターン弧が深くなってきた事を感じていました。

その後、シュテムターンの練習を行いました。
まずは、停止した状態で片側のスキーの後方部分を踏み出して開いたり、引き寄せて板を揃えます。
プルークの状態にして山側のスキー後方部分を踏み出し、足の小指側が上がり板の角が立っている事を確認した後は、ゆっくりとしたスピードで滑りながらターンの外側のスキーを開き出してターンを開始します。
ターンの後半で内側のスキーを引き寄せ、外側のスキーに揃えて板を平行にする初歩のシュテムターンを行いました。
低速で行うことによって板のコントロールがしやすく、何度か同様の練習を行っていると子供たちは、板を揃えて平行にする感覚が身ついてきました。
レッスンが終わる頃にはターンの中盤から板を引き寄せて板を平行にして滑走できるようになりました。
このように、ターンの後半で板を平行にして滑走するシュテムターンから、徐々に内側のスキーを引き寄せるタイミングを速くして板を平行にするシュテムターンへ移行することにより洗練されたターンになります。

松岡 翼
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# by mia-academy | 2011-02-15 19:25 | ski

雪質で滑りを変える

先日、レッスン時に雪が降り、ゲレンデはボコボコ・モサモサの状態になっていました。受講されたお客様も「滑りにくいし、疲れる。」とレッスン前は言っていました。このようなゲレンデ状況にも関わらず、いつもと同じような滑りをしていたらノーズが刺さってしまって体が前のめりになり、それを防ぐために太ももに力が入り大変疲れる滑りになってしまいます。天候や気温の変化でいつもはカービングで滑っている所でも、カービングに向かない雪質になる場合が多々あります。この日受講されたお客様は検定を目指していて、板を立て沈み込んで荷重をする滑りをいつもしている方でした。アドバイスとして、板を立てるタイミングに上下の大きな動作はなるべく控え、踏み込む量を減らして頂いたら悪雪なのにいつもより楽に滑れて、ノーズが刺さりにくくなったと言ってくれました。こうした雪が降りたての軟らかい状況で荷重を強めてしまうと、ボードが埋まる可能性があります。他に湿った重雪だと滑走性が悪くなるのでターン弧をいつもより大きくしてフォールラインに向く時間を長くしてスピードが落ちないような滑りをしたり、アイスバーンなら静かに踏み込むことでエッジが抜けにくくなるなど、常に雪質の変化を意識してその状況に合った滑りを心掛けて下さい。いろいろな滑りを経験することで、技術の幅は確実に広まってきます。

内田 義則

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# by mia-academy | 2011-02-14 17:52 | snowboard

頭を“据える” 2

今回は前後のバランスを整えるために、頭の前後の位置を確認してみましょう。

前回での解説のとおり、頭の重量は相当なものです。頭の位置如何によって重心位置がかなり変化します。

マテリアルの違いや体格により適切なポジションに差はあると思いますが、前後のバランスに迷いのある方はブーツのつま先の真上に頭を据えてみてください。
重心が前過ぎる方は、ターン後半につんのめるような滑りが改善されてスムースに後ろ過ぎる方は脚が疲れにくくなり、ターンの始動が易しくなると思います。

頭の左右のバランスに加え前後のバランスを整えることで、更に滑りやすくなるはずですよ。
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宮下 正
# by mia-academy | 2011-02-13 18:28 | ski

克服!

前回のレッスンで担当させていただいたのは、急斜面ではプルークボーゲン、緩斜面では初歩的なパラレルターンのできる方でした。お話を伺ったところ、“家族でスキーに来ていて、旦那さんとお子さんたちと滑っているが、スピードも追いつけないし、急斜面は転倒してしまい上手く滑れない”とのことでした。
レッスンがスタートし、今日はどのようなプランにしよう・・・と考えたとき、急斜面を滑走するときのことをお客様自身が強調して話されていたので、そこを転倒しないで滑れるようになっていただこうと思いました。
1本目は第1クワッドリフトを利用し、ポジションや外スキーに荷重し制動をかけたり、山回りをしっかり用いることでコントロールする方法を練習しました。2本目からは第2高速ペアリフトを利用するコースでの練習です。いくらプライベートでスカイハイコース等を滑っているといっても、転倒や斜度が原因で恐怖心があるようでした。

2月19日につづく・・・

安全で楽しいスノースポーツシーズンを!

田中 望
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# by mia-academy | 2011-02-12 19:01 | ski



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