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HOT DRIVE

スキー&スノーボード2004-2005

荷重の意識

先日はシニアの方のレッスンを担当しました。
板を立てて切る(カービング)滑りに慣れたせいか、板をズラして(ドリフト)スピードコントロールをするのが苦手に見えたので、ショートターンを中心に、ズラしをメインにレッスンを行いました。
この方に限らず、カービングをし始めたレベルの方や、脚力の弱い女性、シニアの方の特徴としては、エッジングの動作を体の傾きだけに頼り、体軸を傾けるだけのターンになってしまうため、板を立てすぎてバランスを崩しやすく、体が板から離れてしまい、板をズラしにくい状態になってしまうことが挙げられます。
荷重の意識_a0150315_17513164.jpg


そのような方に意識して頂きたいのは、板を踏むということです。
荷重を行える体の場所(ポジション)を意識して、その状態で脚部を曲げて上下に動いてみましょう。その際につま先立ちや、かかと一点のピンポイントではなく、足裏でしっかり雪面を踏む意識をしてみてください。
ポジションの目安としては、重心となる腰を、前後(左右)のエッジの間、つまり板の中に収めるイメージです。
そのようにすると、板と体が極端に離れなくなり、ズレ(ドリフト)にも対応しやすくなります。
荷重の意識_a0150315_17525094.jpg

上記のようにポジションを意識して、ターンに入るときに上半身を倒してターンをするのではなく、足元からターンを始めましょう。
足首を動かしてつま先側、かかと側に荷重を始める(踏む)感じです。
角付けだけに頼ることなく、荷重も意識していけばターンの質も高まり、滑りの幅も広がります。1ランク上の滑りを目指しましょう。

高畑 賢
by mia-academy | 2010-03-12 17:53 | snowboard
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