皆さん、ストックを有効に活用できていますか?滑りのなかでストックを用いることを“ストック・ワーク”と呼びますが、それだけストックがスキー運動のなかで役割を果たしているということでしょう。
では、ストックを使用することによる主な効果を挙げてみます。 1 左右のバランスがとりやすくなる (ヤジロベーの原理) 2 ターンの切り換え時にターンの内側に突くことで、次のターンの始動を容易にする 3 リズムを取る (特にショートターンにおいて) 今回は2番について考察してみます。 ストックを適切に突くことができると、何故ターン始動が楽に行えるのか?理由の一つに“現在のターンの内側から次のターンの内側への重心移動の誘発”が考えられます。ターンから次のターンへと移行するためには、エッジを切り替えることが必要ですが、ストックを突く事で身体がスキーの谷側へ移動しやすくなり、エッジが切り替わりやすくなるのです。 それには、ストックを突く場所が重要です。スキーの近くに突いた場合、重心の移動量は少なく、斜面下方向の遠くに突いた場合、重心の移動量は多くなります。滑る斜面の斜度にもよりますが、基本的には斜面下方、スキーから遠くに突くことで、ストックワークの効果を体感していただけると思います。 宮下 正
by mia-academy
| 2010-03-08 19:36
| ski
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|