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スキー&スノーボード2004-2005

ショートターン練習のポイント

先日は、ショートターンが苦手という方を担当しました。
この方は、横方向への移動(斜滑降)が多くなってしまうため、ターンのリズムが遅くなってしまう状態でした。
前足荷重から後ろ足(両足)荷重への移行のタイミング、スピードが共に遅いのと、エッジングのタイミングも遅いと、横への移動の大きなターン弧となってしまいます。
これを克服するには、
(1)前足主体での板の方向のコントロール
(2)後ろ足(両足)でのエッジング
(3)抜重方向の調整
といった点に主眼をおいて練習をしてみましょう。
(1)の板の方向のコントロールに関しては、後ろ足を振り出して向きを変えるのではなく、前足のエッジングで板の向きを変えるということを意識しましょう。
(2)エッジングに関しては、急激な操作、特に板が斜面に対して真横に近い状態でブレーキを一瞬でかけるのではなく、(1)に付随して、前足のエッジングにより向きが変わり始めたら、後ろ足でエッジングをし始めるイメージです。
(3)抜重方向に関しては、ロングターンやミドルターンに比べるとより明確に谷方向を意識して抜重を行います。そのようにすることで、コントロールの要となる前足に荷重を戻すことができます。視線をフォールライン方向に向けることを意識するとより良いでしょう。
これらのポイントを意識しつつ、横方向に大きく動かないように、先落とし(ノーズドロップ)の練習を行うと効果的です。
低速での練習で、板のコントロールを確実なものにして、ショートターンの苦手意識を克服していきましょう。

高畑 賢
ショートターン練習のポイント_a0150315_1933497.jpg

by mia-academy | 2010-02-19 19:33 | snowboard
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