スピードをコントロールする方法⑤
* スピードに対する恐怖心 今シーズン初回のデイリーオフアワーで“スキーは最初スポーツではなく、冬の移動手段であったものが遊びの要素を色濃くし、スポーツの領域へ入ってきた”ということをお話させていただきました。斜面を滑降する技術、道具ともに進化し、よりスピードを競うようになってきたわけですが、それとともにスピードに対する恐怖心の克服も必要になります。 1.ポジション確認 しつこく書いているポジショニングですが、それを整えることによって適切にスキー板に荷重や圧を加えることが可能だということ=スキーを自在に操りやすい状況を作ることに繋がります。それだけで安心感が生まれ、今まで以上にスピードを出すこともできるようになるでしょう。スピードを克服するための第一歩です。 田中 望 ![]()
ボードチームの藤井耕司です。
今回はSIAスノーボード検定の1級の種目、総合滑降についてです。1級の総合滑降はマイアの一番上(スカイハイコースの上部)の斜面で行います。 総合滑降で重要なことはスピードとターンとターンの繋ぎ目です。スピードを出すというのは、ただ速く滑ればいいというものではありません。コントロール出来ている速いスピードです。 基本的に検定の場合は板を縦に落としてくるターンはあまり評価されません。ボードは横に動いてもカービング要素がしっかりしていればスピードはほとんど落ちません。 1級の場合は谷回り(ターン前半)からカービング要素をしっかりする必要があります。自信のない方は第1クワットリフトでカービングトレーニングしてみて下さい。自信をつけてスカイハイコース上部に臨みましょう。 藤井耕司 ![]() 次回は⑪「検定で意識すること(総合滑降後編)」です。 ※トラロープやクローズテープをくぐるのは危険なので止めましょう。首に引っかかる可能性もありますし、危ないところの危険信号になっています。
強く突くことによるブレーキングと、付随し発生する“ストックの刺突地点を軸としたスキーの回転力”
急斜面においてショートターンの際にオーバースピードに陥り、コントロールを失うことはありませんか? そんな悩みをお持ちの方には、ストックを“斜面下方向”へ向け“強く”突くことをお薦めいたします。スキーヤーの進行方向へとストックの先端を向けて突く(※1)ことにより、斜面下方向へと落下し続けるスキーヤーを“止める”力が働き、若干のブレーキングを期待できます。 更にはススキーヤーの身体のストックを突いた側は、ブレーキングによってスピードが遅くなりますが、反対側は変わらぬスピードで進もうとします。結果、キャタピラーの方向転換と同様の効果が現れ、ターン始動のきっかけをつかみやすくなるのです。 急斜面など、難しく感じるコンディションにおいては是非、ストックを強く突いてみてください。違いを実感していただけると思います。 宮下 正 ※1:手首を返して突く。手首のスナップを効かせて突く。このようにすると、突きやすくなるかもしれません。
今回は頭の位置のアドバイスをしたいと思います。人間の体で一番重たい部分は頭です。フロントサイドの切り替え時、目線がターン内側近くを見過ぎて頭が下を向いてしまい、頭を中心に回って内倒している人をよく見かけます。また、バックサイドは背中をターン内側に移動する際にアゴが上がってしまって軸がズレてしまい、ターン後半で転んでしまう人もよく見かけます。僕はレッスンで「頭の上に水の入ったコップを置き、その水をこぼさないような意識をもって滑って下さい。」とよく言います。それは頭の上のコップをイメージすることでボードから一番離れていて、体の中で一番重たい部分がしっかり体の上にあることによって、ポジションがよくなるからです。上級者の方も急斜面でクロスオーバーを大きくする時、頭の位置を意識することで切り替えた後の谷回りがより安定します。
内田 義則 ![]()
前回までは低速練習を述べてきましたが、今回からは種目ごとに、特にパラレルターン・大回り、小回りについてお話させていただきます。まず大回りからです。
今回もよくある失敗例をあげて、説明させていただきます。1回目の失敗例は、大回りの切り換えで抜重してしまうことです。ジャッジをしていて一番よく見かけるのが、このパターンです。重心を谷側に移動させようとして、身体が上に伸びてしまう失敗例です。 しっかりと谷側の脚に重みを加えながら切り換えを行うと、そういった失敗はなくなるはずです。低速練習でできていても、ハイスピードになると難しくなります。中斜面くらいからしっかり確認しながら練習しましょう! 写真は切り替え前後の連続写真です。上に伸び上がってないことが分かります。 ![]() ![]() ![]() 次回も大回りの失敗例をあげて説明させていただきます。 吉村典行
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